ボカロ_(音楽ジャンル)
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ボカロ
様式的起源
ポピュラー音楽J-POPロックアニソンエレクトロスウィングヒップホップゲームミュージックダンスロックEDM
文化的起源2000年代2010年代
日本
使用楽器DTM
音声合成ソフト
ボーカル
ギター
ベース
ドラムセット
シンセサイザー
キーボード
サブジャンル
ボカロック、夜好性
など
融合ジャンル
ミクノポップ、VOCAROCK、ミックホップ、ポストミック
関連項目
VOCALOID歌ってみたニコニコ動画YouTube
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ボカロとは、ヤマハが開発した音声技術「VOCALOID」、及び同技術を応用したソフトウェアで製作された楽曲(VOCALOID曲、ボーカロイド曲、ボカロ曲)の総称[1][2][3]。このジャンルを音楽シーンに築いたのはクリプトン社の「初音ミク」とされる[4]。ボカロ曲を制作する音楽家はボカロPと呼ばれる[5]
概要

音楽ジャンルの一つである「ボーカロイド曲」は、狭義では株式会社ヤマハが開発した歌声合成技術と、応用ソフトウェア「VOCALOID」を使用した楽曲全般のことを指す表現である[3]。一方広義には「VOCALOID」だけでなく、「UTAU」「CeVIO」「Synthesizer V」「NEUTRINO」などの他社製音声合成ソフトを使用した楽曲全般も含めて「ボカロ曲」と呼ばれることがあり、商標の普通名称化が進んでいる[6][7]

ボーカロイド文化は「初音ミク」の登場によって誕生し[8]、ミクの歌声と共に日本の音楽シーンにジャンルが築かれていったとされている[4](→#歴史初音ミク#初音ミク現象・影響)。

ボーカロイド曲は、通称「UGC」と称される「自主制作コンテンツ」の文化を生み出した存在として知られ[1]、ニコニコ動画やYouTube上で多数アップロードされて人気コンテンツの一つとなっている[3][9]。ニコニコ動画では、VOCALOIDを使用したオリジナル曲に対して、再生回数が10万回を突破したものには「VOCALOID殿堂入り」、100万回を突破したものには「VOCALOID伝説入り」、1000万回突破したものには「VOCALOID神話入り」のタグが付けられる[10][11]
歴史
VOCALOID開発から初音ミク開発まで詳細は「初音ミク」および「VOCALOID」を参照

初音ミクより前のボーカロイド達は「現象」を起こすことが出来ず[12]、仮にミクが成功していなかった場合、売上不振により歴史を終えていた可能性もあったと言われている[12][13]

2000年当時、打ち込み音源で唯一表すことができなかった「歌声」を音源として表現できるものを目指して剣持秀紀とバルセロナのポンペウ・ファブラ大学の共同開発が始まった[14]2004年には最初のバージョンが出来上がり、同年3月にZERO-Gから男声の「LEON」と女声の「LOLA」として発売されたが、商業的には失敗した(LOLAは平沢進がアルバム『白虎野』や『パプリカ オリジナルサウンドトラック』、2005年以降のライブ等にて使用している)[14][1][15]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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